低侵襲性治療

自己血由来フィブリンブロックの応用

自己血(患者さん自身の血液)を採血し、遠心分離器にかけCGF(Concentrated Growth Factor)とAFG(Autologous Fibrin Glue)を作成して、インプラント埋入前の前処置である骨造成時に応用します。従来、GBRやサイナスリフト時に応用していた自己血を用いたPRP(多血小板血漿)やPRGF(血小板由来成長因子)などと異なり、凝固剤などの添加物を一切使用しない完全自己血液から作る成長促進物質です。添加物を使用せず、操作がシンプルなため感染のリスクが非常に軽減されます。

なぜ、再生治療が必要なのか?

ただいま、準備中です。

歯科医療に関する専門用語

CGF(Concentrated Growth Factor)
フィブリンというコシのある卵白色をした物質。フィブリンは、怪我をして出血した場合に出血を抑え傷の治りを促進する物質で、自然界では血液が異物(血管が破れた時の空気や細菌など)に接触した場合に、これを人工的に作るのがCGF。
AFG(Autologous Fibrinogen Glue)
抗凝固剤が入っていない血漿のことで、自然状態に最も近い血漿。
GTR(Guided Tissue Regeneratoin)
組織誘導再生療法
1982年に、NymanやKarringらによりGTR法が発表。骨欠損と歯肉との間に吸収性または非吸収性の膜を設置し、膜直下の骨欠損に対して歯周組織を再生させる方法。
Emdogain
エムドゲイン
ブタの歯冠および歯根上の硬組織の形成に先だって生成される、エナメルタンパク質複合体を主成分とした物質。歯根面にエムドゲインを作用させることにより、歯周組織を再生させる方法。
GBR(Guided Bone Regeneration)
骨組織誘導再生療法
1989年に、Dahlinらによりインプラント周囲の骨欠損に応用した。軟組織を創傷部位から排除するために、吸収性または非吸収性の膜を使う。膜直下には骨が造成するためのスペースを作り、骨を造成する方法。骨移植を併用する。
FGG(Free Gingival Graft)
遊離歯肉移植術
上あごの口蓋から上皮の付いた歯肉を切り取り、角化歯肉(硬い歯茎)のないところに移植する方法。
CTG(Conective Tissue Graft)
結合組織移植術
上あごの口蓋から結合組織を切り取り、歯牙の唇側部歯肉の退縮している部位のカバーや抜歯後の歯槽提の陥凹した部分を膨らますためなどに行う方法。
根面被覆術(Root Coverege)
根面被覆術
特に上顎前歯部の唇側の歯肉の退縮に対してCTGを行い、根面をカバーする方法。成人矯正後の歯肉退縮や知覚過敏のある歯牙などに行う。
R.A(Ridge Augumentation)
歯槽堤増大術
抜歯後の歯槽堤の陥凹部にCTGを行い歯肉を膨らます方法と、陥凹の大きい場合はGBRにより骨ごと膨らます方法。
R.P(Ridge Preservation)
歯槽堤保存術
抜歯後の歯槽堤の陥凹を予防するために骨移植やCTGを行う方法。
アクセス|つくばこうた歯科クリニック